こんにちは!ぬぁるです。
世の中にインターネットが登場して、30年近く経ったでしょうか?
その中で様々な技術が登場し、継続して使われていくものもあれば、衰退し消えていくものもありました。
そんな日進月歩のIT技術の中で、登場から衰退するどころか進化し続ける言語があります。
今現在でも多数の開発者から支持され、言語として選択され、数多のWebアプリケーションで利用されている言語、「JavaScript」です。
今回は、この「JavaScript」という言語の基本的な部分についてご紹介したいと思います。
みなさんの中には「JavaScriptってたまに聞くけど、何を指しているのか、何のことを言っているのかよくわからない」という方もいるのではないでしょうか?
この記事では、そんな人の疑問を解消します。
JavaScriptとは
webページ上に配置されているボタンをクリックすると別のページに移動したり、また、ある枠の中にマウスのポインタを乗せると背景色が変わったりしますよね?こういった処理を実現しているのが、JavaScriptというプログラミング言語です。
※実際にはJavaScript以外にも同様の処理を実現できる言語がいくつかありますが、今回は割愛します。
JavaScriptの歴史
1995年にNetscape Navigator 2.0というブラウザで実装されたのが始まりです。開発当初は「LiveScript」と呼ばれていましたが、当時注目されていたJava言語にあやかって、JavaScriptと名前を変更したと言われています。
※このためにJavaとJavaScriptはよく混同されがちなのですが、実際には言語仕様に似た部分はあるものの、全く別の言語です。
1996年にInternet Explorer 3.0に実装され、そのあたりからJavaScriptの手軽さに注目が集まるようになり、ブラウザ標準のスクリプト言語として浸透していきます。
しかしながら、1990年代後半では、数々のwebサイトでJavaScriptが多用され、過剰な装飾が目立つようになり、ユーザーが不快感を表すまでになってしまいました。
その結果JavaScriptの印象は悪くなってしまいます。
また、この頃は各ブラウザベンダーが独自にJavaScriptの実装を拡張しており、同じ機能を複数のブラウザで実装しようとしたときに異なるコードを書かなくてはなりませんでした。このことも、JavaScriptからユーザーが離れた要因の一つとされています。
しかし、2005年にAjaxというリッチなコンテンツを生成できる仕組みが登場し、それを機に再びJavaScriptに光が当たるようになります。
※Ajaxとは
Ajax登場以前、あるページの一部の情報を表示するとき、必要な情報以外にも全てのページ情報を一度に取得する必要があったのですが、Ajaxの仕組みを利用することで、必要な情報のみを、必要なタイミングで取得できます。
さらに、各ブラウザでの実装の違いを解決するために、国際的な標準化団体であるECMAに依頼、ECMAScriptという名前で標準化も進めていきました。
※2015年以降、ECMAScriptは毎年更新されることになっています。
このような過程を経て、JavaScriptは現在最も人気のある言語の1つとなっています。
Stack Overflowの調査によると、2019年現在、JavaScriptは7年連続で「よく使われる言語ランキング」1位となっています。
JavaScriptの使われ方
先ほども少し書きましたが、基本的にはボタンクリック時の動作や、画面スクロール時の動作など、ユーザーがなんらかの操作を行った際のブラウザ側の挙動を定義したりできます。
例えば↓のボタンは、押した時にメッセージが出るようにJavaScriptコードを書いています。
JavaScriptの使い方
HTML内にscriptタグを埋め込み、そのタグ内に記載します。
※まずは基礎的な部分をさくっと学習したい、という方は、「progate」や「ドットインストール」といったプログラミング学習サービスにアカウント登録してみると良いでしょう。これらのサービスはスライドや動画を見ながら視覚的に学ぶことができます。またいくつかのレッスンは無料で試すことができます。
終わりに
今やWeb必須科目といっても過言ではない存在となったJavaScript。興味がある方はHTML、CSSと合わせて学ぶと、ご自身でのweb開発の世界が開けるかもしれません!